2016年07月26日

和田康宏氏と『牧場物語』 ク椎名リエイティブ

和田氏新作はE3で発表! ? アメリカ・サンフランシスコのモスコーニセンターで開催中のGDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス) 2012. このGDC 2012において、TOYBOXの和田康宏氏(元マーベラスエンターテイメント、グラスホッパー・マニファクチュア)が、自身の代表作『 牧場物語 』について講演を行った. 和田氏は、ビジネスとしてゲームを作る以上、クリエイティブとビジネス、ふたつの面での"コンセプト"が必要だと語る. コンセプトは、そのゲームに関わる人たちが悩んだときに拠り所とする、大きな道しるべとなるからだ. では、『 牧場物語 』のコンセプトはどのようにして生まれたのか... . 地方出身で、成長してから上京した和田氏. 昔ははやく東京に出たくてしかたなかったが、田舎から離れてみて、ようやく自分が田舎を一面的な見かたで捉えていたこと、田舎にもよさがあることを知った. 田舎のよさを、過去の自分には伝えられなくても、同じような境遇にある人に伝えられら... そう思うようになっていたという. また、かつてのゲームは競い、戦うものが多かった. もちろんそういうゲームを遊ぶのは好きだが、クリエイターとして新参者である自分は、ほかに類を見ないものを作っていかなければならないとも思った. そうして、以前から抱いていた田舎に対する思いと、戦わないゲームというものが、マッチするのではないかと考えた和田氏. "田舎での経験ができる戦わないゲーム"をクリエイティブなコンセプトとした. 一方のビジネスのコンセプトは"リスクを最小に縮めてチャレンジする". マーケットが多様化しはじめていたころだったので、新しいゲームにもチャンスはあると思った. しかし和田氏がそう考えてから、実際に開発できるようになるまで、2年がかかった. 和田氏は開発資金を稼ぐべく、ほかのビジネスを成功させた. 出た利益がそのまま『 牧場物語 』の開発費になったというわけではないが、結果、それは会社の経営陣の信頼を勝ち取ることにつながり、ついに企画にゴーサインが出た. また、その2年の経験のおかげで、宣伝・営業まで含むビジネスプランが考えられるようになったり、プレゼン能力が鍛えられたりしたのも大きかったと和田氏は語る. ついにプロジェクトがスタートした『 牧場物語 』. 和田氏は、"人生"と言うキーワードの中から、"成長と交流"というイメージを、田舎、すなわち"自然"というキーワードから、"緑と生き物"というイメージを抜き出した. そして、プレイヤーがゲームにどう関わるかを考えたとき、"仕事"というアイデアが浮かんだ. 「ゲームで仕事をして、おもしろいのだろうか」と悩みもしたが、田舎での人生を追体験するゲームであれば、仕事をしているのは当たり前だと考えた. では何の仕事をするか. "牧場で働く仕事"と考えつくまでに時間はかからなかった. というのも、和田氏は『 ダービースタリオン 』にハマっており、「強い競走馬を育てることを目的としているが、これは田舎での仕事だ... 」と思ったという. そして、プレイヤーの行動をアクションで行わせ、そのアクションに対するリアクションを増やしていけば、ゲームにリズムが生まれると考えた. ここまで考え、ゲームの仕様ができたと思われたが、しかしこれでは足りなかった. 牧場での世話は作業的になってしまうし、人々との交流も、毎日何かが起こるわけではないので、単調になってしまうのだ. ここでようやく、多くのゲームに入っていた"戦闘"という要素の偉大さに和田氏は気づいた. しかし、このゲームは戦闘をしないゲームだ. そしてやっとでてきたアイデアが、作物の育成だった. いまでこそたくさんの農場ゲームがあるが、当時は例がなかった. 作物の種類を増やしたり、行える農作業の数を増やしたりすれば、遊びの幅をもたせられる. こうして、交流、農作、酪農という3つの要素が揃い、開発がスタートした. 最初に農作の部分を作った. 切り株や岩を配置し、それを取り除いて、更地にする. 更地を耕して、水をあげる. そして、キーを押すと... 初めて芽が出た. 初めて芽が出るさまを見た和田氏は、「おーっ」と声を出した. 「このときの新鮮な喜びは、いまでも忘れられない」と. そのとき初めて、「ぜったいこのゲームはいける! 」と思った. また、初期の段階から、キャラクターデザインやシナリオも作り始めた. 人生の中の大イベントとして"結婚"という要素を入れることを決め、個性的なヒロインたちを作った. 子どもたちに受け入れてもらいやすいよう、ファンタジー的な要素も取り入れ、ほのぼのとした世界ができた. これはシナリオを担当したメインプランナー・宮越節子氏が努力した結果だという. ちなみに、和田氏は本作のタイトルを「人生牧場」にしようと思っていたが、宮越氏が大反対した結果、宮越氏が提案した『 牧場物語 』にしたということだ. そして開発は進み、いよいよテストロムを作ることになった. しかし、ここでスタッフたちは"処理落ち"という問題に直面する. とにかくたくさんのオブジェクトが用意されていたためだ. プレイヤーには見えないところのグラフィックを軽くする、プログラムを見直すなどして、必死でバランスを整えた. しかしこの後、さらに大きな問題が発生する. なんと、開発会社が倒産してしまったのだ. 「そのときはもう、目の前が真っ暗になった」というほど絶望した和田氏. 「本当に悔しいけれど、予算ももうなく、発売できない... 」と、宮越氏とメインプログラマーの山楯氏に伝えた. しかしふたりは「やりましょう」と言った. 和田氏は必死に会社に交渉し、なんとか半年の期間と、ふたりの人件費を確保した. 山楯氏はプログラムをいちから作り直し、宮越氏は絵を描きシナリオを書き、和田氏はシナリオを手伝いながらテストプレイをし、入りきらない要素をカットしていく仕事を行った. 入れたかったものを切り捨てるのはつらかったが、このカットする作業のおかげで、ゲームの大事な部分が見えてきたという. そしてついに、完成を諦めかけていたゲームが完成した. 「このときほどうれしくて、すべてのことに感謝したことはありませんでした」と和田氏は当時を振り返る. 完成したソフトは口コミで少しずつ広がっていき、10万本を超えるヒットを記録. このとき、和田氏はシリーズ化には否定的だったが、会社から説得され、いろいろな人への恩返しのつもりで『 牧場物語GB 』を作った. これが大ヒットし、多くの反響が寄せられ、和田氏は「続編を作ったらどうなるんだろう」と思うようになり、以降、シリーズが続いていくことになった. ちなみに、『 牧場物語2 』を作っているとき、和田氏は開発チーム名を"トイボックス"と決め、会社の承認を得ずにアンオフィシャルサイトを立ち上げ、ファンとコミュニケーションを取った. とても楽しかったが、これは昔だからできたことで、いま同じことをやろうとする人がいたら止めるだろう、と和田氏は述べている. 『 牧場物語 』シリーズは今年で16年目. ここまでこれたのも、ファンの皆さん、シリーズに関わったすべての人たちのおかげであると、感謝の意を述べる和田氏. そして、「私はすでにマーべラスエンターテインメントを離れてます. これからは、はしもとよしふみ氏がシリーズに新しい息吹を吹き込んでくれるのを、ひとりのファンとして楽しみたいと思います」と語った. では、和田氏の今後の活動は? 和田氏は、新たなゲーム制作会社TOYBOXを立ち上げた. TOYBOXの理念は"We are gaming for Love, Peace, and Earth". これを実現するためのミッションが、クリエイティブとビジネスの両立なのだという. その活動の一環として、和田氏は『 レッド・シーズ・プロファイル 』(海外版タイトルは『 デッドリー プレモ二ション 』)のディレクターズカット版の準備を進めており、追加シナリオを書きはじめていると語った. オリジナル版は、海外ではプレイステーション3での発売を断念し、Xbox 360版のみ発売したが、このディレクターズカット版は、両機種で発売できるよう調整中であるとのこと(なお、日本国内で発売されるかは明らかにされなかった). うまくいけば、E3で何かしらの発表ができるとのことなので、楽しみにしていよう. スクウェア・エニックスが贈るオンラインマルチ対戦型ダブルガンアクション『ガンスリンガー ストラトス2』. 本日のニコ生で公開された次回バージョンアップから行われるイベント"解放戦争"とストーリーモードの追加エピソードに関する情報をお届けします. 追加ステージをかけた解放戦争がスタート! 解放戦争は、全参加プレイヤーが"フロンティアS"と"第十七極東帝都管理区"の2勢力に分かれて、全部で5つあるバトルステージを奪い合うゲーム内イベント. "全国対戦"または"店舗チームVS.全国対戦"モードの結果によって勢力が変動し、戦争期間が終わった時に、より多くのバトルステージを制圧していた勢力が勝利というルールです. 今回は勝敗によって次回のバージョンアップで追加されるバトルステージが決まります. そのバトルステージは、東京の表参道と兵庫の三宮! 表参道を追加して欲しいプレイヤーは"フロンティアS"、三宮を追加して欲しいプレイヤーは"第十七極東帝都管理区"に所属する必要があります. 東京"表参道"兵庫"三宮" それではここで、ニコ生で公開された2つのバトルステージの動画を改めて確認してみましょう. ●動画"『ガンスト2』追加ステージ・東京"表参道"対戦プレイ動画" ●動画"『ガンスト2』追加ステージ・兵庫"三宮"対戦プレイ動画" 表参道は広い十字路と四方に建物がある、やや開けた印象のバトルステージ. 三宮は中央に大きな高い建物があり、高所での戦いが予想されるバトルステージとなっているようです. 解放戦争は次回アップデート予定日である4月24日から5月6日までの約2週間で行われる予定ですので、追加して欲しいステージのために全国対戦へと繰り出しましょう! ストーリーモードに新たなエピソードを追加! 次回バージョンアップでは、ストーリーモードにメインストーリーの第3話とサブストーリーが追加されることも発表されました. ストーリーの話数は、ストーリーモード開始時に見られるデモが第1話. ストーリーポイントを最大まで貯めることで見られるデモが第2話となります. そして今回追加されるのは第3話と、"ある条件"を満たすことで見られるサブストーリー. ここでも、ニコ生で公開された動画を紹介します. ●動画"『ガンスト2』メインストーリー第3話共通パート紹介動画" ●動画"『ガンスト2』サブストーリー"鏡華編"紹介動画" 以上で、ニコ生で公開されたバージョンアップ前の最新情報を終わります. バージョンアップで環境が大きく変わる他、解放戦争の開始などの楽しみが判明したことで、あと2日がより待ち遠しくなりましたね.
posted by ChinenFumina at 12:14| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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